秩父札所三十四観音霊場の34番、日沢山 水潜寺(にったくさん すいせんじ)です。埼玉県秩父郡皆野町にあり、西国・坂東・秩父を合わせた日本百観音の結願寺です。
巡礼とわ(筆者)のポイントメモ
2026年:帰りの山門では、33体の観音様の石仏が見送ってくれます。
いよいよ最後、34番目のお寺です。山の北側の沢沿いにあるので、暑い日でも過ごしやすいです。
山門は行きと帰りで分かれていて、行きは花が出迎えてくれ、帰りは33体の観音様の石仏が見送ってくれます。本堂は外陣まで上がることができ、ご住職がお話に付き合ってくださることも多いです。
周辺
お寺から皆野方面へ車で約5分のところに、日帰り温泉の「満願の湯」があり、巡礼の疲れを癒してくれます。
秋に行った時は、ライトアップされた紅葉が綺麗でした。以前は送迎バスがありましたが、現在(2026年10月)は運行していません。
なお、33番から破風山の札立峠を越えて徒歩で向かうルートもあります。かなりの山道で、私が歩いた時は崩れて通りにくい箇所もありました。登山の知識がある方と一緒に歩くことをおすすめします。
私は熊に出くわすのも嫌なので、2024年ごろからは、舗装路(県道284号)を歩くようにしています。
写真





基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 札所番号 | 34番 |
| 山号・寺名 | 日沢山 水潜寺 |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 御本尊 | 千手観世音菩薩 |
| ご真言 | おん・ばざら・たらま・きりく・そわか |
| ご利益 | ・百観音功徳車 ・仏足堂一石一文字写経 |
| 御詠歌 | 萬代の 願ひをここに 納めおく 苔の下より 出づる水かな |
| 所在地 | 埼玉県秩父郡皆野町下日野沢3522 |
| 駐車場 | あり |
| 拝観・納経時間 | 公式ページでご確認ください |
※ ご利益は、秩父札所連合会の公式ページの記載です。「—」は記載なし。
由来
- 百観音のご利益を一つの寺に集めたいという願い
- 西国・坂東・秩父のそれぞれ三十三か所に、一か寺を足すことになった
- その結果、この寺が日本百観音の結願の地になったと伝わる
- 寺名:観音堂の崖下に湧く清水で身を清めたことによるという
- 観音霊験記「立札峠」
- 830年頃の大旱魃
- 旅僧が三尊に託して百観音に祈り、「澍甘露法雨」の木札を立てた
- 降雨と旱魃の終息
- 木札を立てた峠が立札峠
見どころ
- お砂踏み
- 観音堂の前
- 百観音の宝前のお砂を納めたもの
- ここで拝むと百観音を巡った功徳があるとされる
- ご本尊の像
- 一木造り
- 室町時代の作と伝えられる
- 脇侍
- 阿弥陀如来(西方浄土=西国をかたどる)
- 薬師如来(東方瑠璃光世界=坂東をかたどる)
- 観音堂内の右手
- 結願した人が納めた金剛杖・菅笠・千羽鶴
- 満願の納札
- 観音堂
- 1828年の再建
- 20世紀に改修
- 沿革
- 1532年の開基
- のちに開山して復興
水くぐりの岩屋について
- 観音堂の右の崖下にあります。巡礼を終えた人はここで胎内くぐりをし、身を清めたうえで日常へ戻ったといわれます
- 岩屋からは清水が湧き、「長命水」と呼ばれます
- 現在は非公開・立入禁止です。 崖下に立ち入らないようご注意ください
アクセス
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| バス | 秩父鉄道 皆野駅から皆野町営バス「日野沢行」で「札所前」下車、徒歩3分 |
| 車 | 大型バスは入れません |
| 前の札所から | 33番 菊水寺から 徒歩9km(約180分)、車で約13km |
| 次の札所まで | なし(34番で結願) |
前・次の札所へ
← 前:33番 菊水寺
→ 次:秩父札所入口ページ


コメント