2026年の巡礼を終えました。
秩父三十四観音は13年目の一巡、武蔵野三十三観音は二巡目の結願です。秩父は12年に一度の午歳総開帳の年にあたりました。

秩父34番 水潜寺の御手綱(2026年9月撮影)

武蔵野33番 八王寺でいただいた結願の証(2026年10月撮影)
秩父三十四観音(13年目)
今年の秩父は、4日に分けて巡りました。
| 日 | 札所 | 回り方 |
|---|---|---|
| 2026年9月27日 | 32番 法性寺、31番 観音院 | 歩いて |
| 2026年9月28日 | 33番 菊水寺、34番 水潜寺 | 歩いて |
| 2026年10月13日 | 1番 〜 17番 | 歩いて |
| 2026年10月14日 | 30番 〜 18番(逆の順で) | 歩いて |
9月の2日間は、札所と札所の間が長い31番から34番を巡りました。10月の2日間とあわせて、すべて歩き通しています。
2014年の午歳総開帳の年に巡り始めて、今年で13年目になります。
13年で、変わらなかったもの
この13年で、仁王門の修復や道標の整備など、変わったものは多くあります。その一方で、変わらないものもありました。
武甲山は、いつ見ても変わりません。13年前と、見た目は変わっていません。新緑の季節にお寺から眺める武甲山。黄金色の棚田越しに眺める武甲山。電車から眺める、ほんのり雪化粧をまとった武甲山。どれもいつも変わらず凛としていて、私の心も引き締まります。
御朱印を書いてくださる、ご年配のご住職も変わりません。毎年、私の立ち話に付き合ってくださいます。お元気な姿を見ると、こちらも安心します。
納経帳は、年々赤く染まっていきます。重ね印が増えるほど「納経帳に重みが増していく」とよく言われます。でも私は、赤く染まっていく証そのものよりも、納経所で声をかけてくださることのほうがありがたいのです。いつも変わらない一言が、疲れを癒してくれます。
そして、私自身が巡ることができていること。健康でいようという気持ちを持ち続けられたのは、この巡礼があったからこそだと思っています。
今年、心に残ったこと
今年は総開帳の年。ひとつの区切りであり、同時にはじまりの年でもあります。ここから12年、一年に一巡、またここへ来よう。そう心に決めました。
総開帳の御手綱に触れて、観音様とご縁を結べたことです。次の総開帳は2038年。もう待ち遠しく思っています。
もうひとつ、写経を奉納される方を多く見かけました。一枚を書くのに随分と時間がかかりますし、思いも込められているのだろうと思います。私も挑戦してみたくなり、先日さっそく、本屋で写経の本を買ってきました。次の総開帳では、34枚の写経を奉納できたらと思っています。
走る日と、歩く日
走る日と歩く日を分けています。
街なかを巡るときは、札所と札所の間が短く、すぐに次のお寺に着いてしまいます。ここは極力歩きます。汗だくのまま経本や納経帳を出すと、汚してしまいますから。
30番あたりから34番までは、札所と札所の間が長く、山の道や、車通りでも歩道の整った道が続きます。歩いていると飽きてくるので、近年はここを走ることが多いのですが、今年は歩きました。
30番から31番までは、長い距離を進みます。アップダウンがあってきついのですが、道の駅やコンビニがあり、エネルギーを補給できるので気持ちは楽です。
33番から34番、ここがいちばんきついです。以前は札立峠を越えていましたが、熊が怖いので、今は県道284号を阿熊の方へ進み、八坂神社、秩父華厳の滝を経るルートを通っています。途中から車道が狭まり、車一台分の幅しかなくなります。北向きの斜面にかかるところは木が鬱蒼としていて、天気がよくても日が差しません。アスファルトに苔のようなものが付いていて、よく滑ります。
どちらの日も、終わりに入る秩父の温泉が、とても気持ちよいのです。
13回目の結願
今年も巡礼ができ、13回目の結願を迎えました。そして、2度目の総開帳に立ち会うことができました。
どちらも、体が動いてくれたからこそできたことです。日々の積み重ねに感謝しています。
武蔵野三十三観音(二巡目)
武蔵野は、一巡目は車、二巡目はすべて徒歩で巡りました。
| 日 | 札所 |
|---|---|
| 2024年10月26日 | 1番 〜 8番 |
| 2026年10月10日 | 9番 〜 17番 |
| 2026年10月11日 | 18番 〜 27番 + 番外 |
| 2026年10月12日 | 28番 〜 31番 |
| 2026年10月15日 | 32番、33番 |
一巡目は2013年でした。そこから13年を経て、二巡目を結願しました。
車と、徒歩と
一巡目の車のときは、巡礼が何なのかも分からないまま、ただスタンプラリーのように御朱印をいただいていました。駐車場が狭くて入りづらかったり、住宅街で一方通行に阻まれたり。いらいらすることの多い巡礼だったように思います。後半は札所と札所の間が長くなるので、車に楽をさせてもらったことを覚えています。
二巡目の徒歩では、街並みや景色を眺めながら、ときには特産物をいただきながら、ゆっくり時間を過ごしました。お茶畑の真ん中を歩いたり、山道を登ったり。どれも思い出深い道ばかりでした。
武蔵野ならではだと感じたこと
現地に行かなければ分からない、大事なことがいくつもありました。
たとえば30番 福徳寺は、納経所が約1km離れた興徳寺にあります。公式サイトにも検索にも出てこない情報です。
ご住職から「◯番のお寺は留守がちで納経所が閉まっているから、電話で御朱印の予約をしてから行ったほうがいいよ」と教わったこともあります。
そして、二巡を通して御朱印を待ったことが一度もありません。お参りの前に御朱印を済ませておこう、などと考える必要はないと思います。
※武蔵野三十三観音の記事は、現在準備中です(2026年10月現在)。
先達の申請
今年、先達(せんだつ)を申請しました。1番 四萬部寺で申請書をいただき、翌日に申請料を振り込んで、申請書を郵送しています。
申請しようと思ったのは、ご縁あって2度目の総開帳を巡ることができたら、と考えていたからです。それは、健康でいられた何よりの証でもあります。
単純な理由ですが、次の総開帳までには中先達、大先達と進みたいとも考えています。そのためにも、無理をせず続けていきます。
これから
来年も、秩父三十四観音を一巡します。
そして、次の午歳総開帳である2038年まで、一年一巡を続けていきます。
坂東三十三観音は、いま二巡目の途中で、残りは4か寺となりました。坂東も2026年は、12年に一度の「午歳特別結縁巡礼」の年にあたります。できれば今年のうちに巡りたいのですが、時間的に難しいかもしれません。何より、健康第一、安全第一で巡ります。
坂東三十三観音、西国三十三所、四国八十八ヶ所の記事も準備中です。


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