秩父札所23番「音楽寺」|松風が名の由来、音楽の願いと秩父事件の鐘

秩父札所三十四観音霊場

秩父札所三十四観音霊場の23番、松風山 音楽寺(しょうふうざん おんがくじ)です。埼玉県秩父市寺尾にあり、小鹿坂峠の中腹から秩父市街を見渡せます。

巡礼とわ(筆者)のポイントメモ

2026年:観音堂から見る秩父市街と武甲山の眺めは、天気のよい日ほど圧巻です。

巡礼道はかなり急坂です。しかし、時折木漏れ日がさしかかり気持ちの良い風も感じさせてくれます。本堂から観音堂へはもう一登りが必要になります。

観音堂横には鐘楼があり梵鐘をつくことができます。近隣に民家もなく騒音問題は気になりません。

観音堂の奥、山道を片道5分ほど登ったところには、十三権者の石像があります。仏様のみならず神様や僧侶、法皇などの像になり、この集合体が歴史を感じさせてくれます。

また、観音堂からみる秩父市街、武甲山は圧巻です。天気が良い日に恵まれると良いです。

周辺

この23番の先には、秩父ミューズパークがあります。展望スポットもあって、日によっては秩父の雲海が観れるかもしれませんね。雲海のねらい目は、11月頃、前日に雨の降った翌朝です。

なお、12番裏の羊山公園や皆野方面にある美の山公園も展望スポットです。どこからも見る角度が全く違うのでおすすめです。

写真

入口の坂道(撮影:2026年10月)
入口の坂道(撮影:2026年10月)
観音堂と鐘楼(撮影:2026年10月)
観音堂と鐘楼(撮影:2026年10月)
御朱印(撮影:2026年10月)
御朱印(撮影:2026年10月)
ご詠歌(撮影:2026年10月)
ご詠歌(撮影:2026年10月)

基本情報

項目内容
札所番号23番
山号・寺名松風山 音楽寺
宗派臨済宗南禅寺派
御本尊聖観世音菩薩
ご真言おん・あろりきゃ・そわか
ご利益・音楽隆盛 ・家内安全 ・身体健全 ・交通安全 ・必勝祈願 ・社運隆昌 ・厄災消除
御詠歌音楽の 御声なりけり 小鹿坂の 調べにかよう 峰の松風
所在地埼玉県秩父市寺尾3773
駐車場あり
拝観・納経時間公式ページでご確認ください

※ ご利益は、秩父札所連合会の公式ページの記載です。「—」は記載なし。

由来

  • 寺名:十三権者がこの山の松風を聞き、菩薩の音楽と感じたことによるという
  • 小鹿坂の名:堂を建てる際に小さな鹿が道を案内したとの言い伝え
  • 観音霊験記「武士」
    • 出陣する武士
    • 老母が渡した観音のお守り
    • 兜に入れての戦い
    • 無傷での帰還
    • 母子の出家

見どころ

  • 梵鐘
    • 1768年(明和5年)の鋳造
    • 高さ120cm
    • 乳頭108個
    • 六観音像の浮彫り
  • 秩父困民党無名戦士の墓
    • 境内の鐘楼脇
    • 碑文は「われら秩父困民党、暴徒と呼ばれ暴動といわれることを拒否しない」
  • 秩父事件とこの寺
    • 1884年(明治17年)11月1日、旧吉田村の椋神社に3000余名の農民が集まって蜂起
    • 翌2日、小鹿坂峠を越えてこの境内に集まり、梵鐘を打ち鳴らして大宮郷(いまの秩父市内)へ下った
  • 観音堂
    • 19世紀ごろの建築
    • 正面に松竹梅の彫刻
  • 寺ピアノ
    • 本堂に置かれた電子ピアノ
    • 許可をもらえば弾ける
  • 音楽の祈願
    • 音楽を志す人の参拝
    • 歌手のデビューやヒットの祈願
  • 眺望
    • 荒川左岸の中腹から
    • 武甲山を背にした秩父市街
  • 十三権者:峠に祀られている
  • 季節
    • 桜の名所の一つ
    • 枝垂桜
    • ツツジ
    • 紅葉
    • 雪景色

アクセス

区分内容
前の札所から22番 童子堂から 徒歩2km(約30分)
次の札所まで24番 法泉寺まで 徒歩3.5km(約45分)

前・次の札所へ

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→ 次:24番 法泉寺

◆ 秩父札所入口ページ・札所一覧

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