秩父札所三十四観音霊場の32番、般若山 法性寺(はんにゃさん ほうしょうじ)です。埼玉県秩父郡小鹿野町にあります。
巡礼とわ(筆者)のポイントメモ
2026年:遥拝所から奥の院のお船観音が見えた時は、ありがたい気持ちになります。
山門をくぐると、苔むした石段が続きます。両側では、手入れされた草木が出迎えてくれます。
石段を登りきると納経所があり、そのすぐ横に奥の院の遥拝所があります。ここから奥の院のお船観音が見えた時は、これも何かのご縁と、ありがたい気持ちになります。
ここからさらに登ると、岩窟に守られた観音様にお会いできます。
ただし、距離は短いものの、登山道です。鎖場や、片側が切れ落ちた斜面を通る箇所もあります。
訪れる際は、事前に十分な情報を集め、必要な装備を整えることをおすすめします。
周辺
33番までは畑や田んぼが広がるのどかな道を進みます。途中、宮本の湯という宿泊施設を通ります。日帰りで、食事や温泉が楽しめます。この先34番までかなり距離がありますので、この辺りが一つの区切りになることが多いですね。
写真






基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 札所番号 | 32番 |
| 山号・寺名 | 般若山 法性寺 |
| 宗派 | 曹洞宗 |
| 御本尊 | 聖観世音菩薩 |
| ご真言 | おん・あろりきゃ・そわか |
| ご利益 | — |
| 御詠歌 | 願わくは 般若の舟に のりをえむ いかなる罪も 浮かぶとぞきく |
| 所在地 | 埼玉県秩父郡小鹿野町般若2661 |
| 駐車場 | あり |
| 拝観・納経時間 | 公式ページでご確認ください |
※ ご利益は、秩父札所連合会の公式ページの記載です。「—」は記載なし。
由来
- 本尊の聖観世音菩薩:行基菩薩の作と伝えられる
- 観音霊験記「豊島権の守の娘」
- 淵で動かなくなった舟
- 悪魚の言い伝え
- 身を投じようとした娘
- 傘を被った女性の出現/娘の救助と悪魚の退治/観世音菩薩の化身と知った権の守の帰依
見どころ
- 鐘楼門(仁王門)
- 秩父札所で唯一
- 山門と鐘楼が一体の造り
- 1710年の建立
- 鐘楼門の扁額「般若山」/上階に大きな梵鐘
- 境内
- 苔むす
- 「秩父の苔寺」の呼び名
- 仁王門から石段、本堂、さらに岩を削った石段へ
- 観音堂
- 舞台造り(懸崖造り)
- 1707年(宝永4年)の建立
- 岩窟の下に建つ(風化によってできた岩窟)
- 別称「般若堂」:大般若経(全600巻)を弘法大師が一晩で書写したとの言い伝えによる
- 観音堂の裏手「タフォニ」
- 大きな岩窟
- 蜂の巣状の穴(ハニカム)
- 岩に含まれる塩類が表面で結晶化し、岩肌を崩してできたもの
- 奥の院「お船観音」
- 岩船山の頂上
- 全長200mの巨岩「お船岩」の上
- 観音像と大日如来像
- 奥の院への道
- 観音堂から山道、岩壁、鎖場
- 往復約1時間
- 札所随一の眺めともいわれる
- 奥の院遥拝所(足型)
- 本堂の前
- ここから岩上の観音を拝せる
- ※「お船観音」は、資料により奥の院の観音像を指す場合と、櫂を持つ姿の本尊を指す場合があります
アクセス
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| バス | 西武秩父駅から西武観光バス「小鹿野車庫・栗尾行」で「松井田」下車、徒歩約60分。または小鹿野町営バスで「長若中学校前」下車、徒歩約30分 |
| 前の札所から | 31番 観音院から 徒歩11km(約3時間) |
| 次の札所まで | 33番 菊水寺まで 徒歩・車とも約7km(徒歩約100分) |
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