秩父札所31番「観音院」|日本一の石造り仁王像と約300段の石段

秩父札所三十四観音霊場

秩父札所三十四観音霊場の31番、鷲窟山 観音院(しゅうくつざん かんのんいん)です。埼玉県秩父郡小鹿野町にあります。山門から本堂までは約300段の石段が続きます。

巡礼とわ(筆者)のポイントメモ

2026年:300段の石段は、途中の石碑を一つ一つ読みながら登ると、息が切れません。

このお寺は車道の行き止まりにあり、山深い山寺の雰囲気を感じさせてくれます。300段の石段の途中にはいくつも石碑があり、一つ一つ読みながら進むと、息も切れずに登れます。

鐘をつくこともできるので、興味のある方はどうぞ。本堂の横には聖浄の滝があり、石段の疲れを癒してくれます。

山門には、足もとに不安のある方のために竹の杖が置かれています。私も毎回使わせてもらっています。

周辺

観音院の約500m手前には、水子地蔵で知られる「地蔵寺」があります。道路の両側に境内が広がり、山の斜面には1万4000体ものお地蔵様が並んでいます。時期によっては、かわいい風車が供えられています。

徒歩で巡礼道を歩く方へ。32番へ向かう大日峠は本格的な登山道です。踏み跡や赤い目印もありますが、目印の間隔が空いているところがあり、小さな沢を渡る場所もあります。

登山の知識がある方と一緒に歩くことをおすすめします。なお、この巡礼道と、隣の舗装路とでは、距離はさほど変わりません。

写真

仁王門と橋(撮影:2026年9月)
仁王門と橋(撮影:2026年9月)
本堂と総開帳の卒塔婆(撮影:2026年9月)
本堂と総開帳の卒塔婆(撮影:2026年9月)
聖浄の滝と磨崖仏(撮影:2026年9月)
聖浄の滝と磨崖仏(撮影:2026年9月)
山門から駐車場までの道(撮影:2026年9月)
山門から駐車場までの道(撮影:2026年9月)
御朱印(撮影:2026年10月)
御朱印(撮影:2026年10月)
ご詠歌(撮影:2026年10月)
ご詠歌(撮影:2026年10月)

基本情報

項目内容
札所番号31番
山号・寺名鷲窟山 観音院
宗派曹洞宗
御本尊聖観世音菩薩
ご真言おん・あろりきゃ・そわか
ご利益—
御詠歌みやま路を かきわけ尋ね 行きみれば 鷲の岩やに ひびく滝つ瀬
所在地埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211
駐車場あり
拝観・納経時間公式ページでご確認ください

※ ご利益は、秩父札所連合会の公式ページの記載です。「—」は記載なし。

由来

  • 本尊 聖観世音:行基菩薩の作と伝えられる
  • 将門の乱で所在が分からなくなった
  • 畠山重忠の狩り
    • 家臣に遠くの梢の鷲の巣を射させた
    • 当たったのに矢がはね返った
  • 怪しんで巣をおろすと、失われていた観音像が中から出てきたという
  • 重忠はこの聖観音を安置する堂を建てた
  • それが寺のはじまりと伝わる

見どころ

  • 山門の仁王像
    • 日本一とされる大きさの石像
    • 当地産の岩殿沢石(凝灰質砂岩)の一枚岩
  • 石段
    • 約300段
    • 登り約15分
    • 途中に石碑が並ぶ
  • 鷲窟磨崖仏
    • 聖浄の滝の左手の岩場
    • 爪彫りの千躰仏
    • 弘法大師が一夜で刻んだと伝わる
    • 埼玉県の指定(資料により「文化財」「史跡」の表記があります)
  • 全山の石仏
    • 奥の院への岩窟にも石仏
    • 山全体で十万八千体といわれる
  • 聖浄の滝
  • 胎内くぐり/鎖場/展望台
  • 修験道の道場
    • 1872年の修験道禁止令まで
    • 境内の滝での水垢離
    • 近隣の山での奥駆け
    • 本尊を守ったのは修験の行者
  • かつての本堂「さざえ堂」
    • 木造3階建て
    • 内部を階段が巡る造り
    • 1893年の焼失
    • いまの堂は1972年の再建

アクセス

区分内容
バス西武秩父駅から西武観光バス「栗尾行」で「栗尾」下車。バス停から山門まで徒歩約45分、山門から本堂まで石段を約15分
立地志賀坂峠に通じる国道299号線/両神山が近づいてくる
前の札所から30番 法雲寺から 徒歩18km(約6時間)
次の札所まで32番 法性寺まで 徒歩11km(約3時間)

前・次の札所へ

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